発達障害を受け入れる事のメリット・デメリット

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発達ガイド

こんにちは! 空飛ぶウサギです。

今回は「自分が発達障害かもしれない…」と悩んでいる方に向けて記事を書きたいと思います。

様々な記事を読む中で、「自分は発達障害かも…」と悩んでいたり。

あるいはお医者さんで「発達障害の可能性がある」と言われてしまったり。

グレーゾーンの方で、発達障害を受け入れるべきなのか、それとも「自分発達障害じゃない!」と努力していくべきなのか、悩んでいる方も多いと思います。

この記事では、発達障害を受け入れた場合のメリット、デメリットを紹介しています。

この記事を読んで、あなたが「発達障害」として生きていくのか、あるいは「定型発達者」として生きていくのか、判断するのに参考にして頂ければと思います。

発達障害かもしれないと思った時…

自分が発達障害かもしれない…そう感じられた方のきっかけは様々でしょう。

お医者さんで「発達障害の可能性がある」と通達されることもありますし、ネットで様々な知識を得る中で、「自分が発達障害かもしれない」と感じられた方もいるでしょう。

実際にお医者さんから「発達障害の可能性があります」と診断された時の人の反応は様々です。

良かった。今までの失敗は自分の努力不足じゃなかったんだ!

私が悪かったわけじゃない。障害の性だったんだ…

と、安心される方もいますし、逆に、

自分は発達障害なんかじゃない。
決めつけるのはやめてほしい!

発達障害ってそんな大げさな言い方して…。

ちょっと、おっちょこちょいなのはこの子の個性でしょう?

障害だなんて言わないで!!

と、感じられる方もいます。

あなたはどのように感じられたでしょうか?

障害者であると言われ、安心しましたか?

それとも、障害者であると感じ、普通の人とは違うと見下された気分になりましたか?

本当に人によって「発達障害である!」と感じられた事は、救いにもなり絶望にもなります。

ちなみに私の場合は両方がありました。

「自分の努力不足のせいじゃない…」と感じられたのと同時に、

『この先どうあがいても、私の遅刻癖は治らない』

『この先どれだけ努力しても、ケアレスミス(うっかりミス)は改善できない』

『この先どれほど頑張っても、永遠に自分が理想とする出来る会社員にはなれない!』

そう通達されたような気持ちになりました。

目の前にあったはずの険しい道。登っていけば必ず頂上にいけると思っていたのに、実はその道は行き止まりだった…そんな心境でした。

正直に言えば私も発達障害の全てを受け入れているわけでありません。

例え不可能かもしれないとわかっていても、努力をし続けている事もあります。

私は「自分が人よりも失敗する可能性が高い」と知りながらも、クローズ就労(会社で発達障害である事を隠して働くこと)をしていますし、遅刻癖は治らないかもしれないけど、なんとか改善できないか?と様々な目覚まし時計を試したりしています。

受け入れているようであがいている、そんな状態なのだと思います。

ただ発達障害を受け入れ、障害者手帳を獲得する事でメリットもデメリットもあるのです。

今回はその点についてもご紹介していきます。

発達障害を受け入れた際に出来るメリット

自分が完璧にできる可能性を捨て、新たな道を探す事ができる

まず、私の中で発達障害と受け入れた際の最大のメリットは「自分が何かをやらかす可能性を前提に対策が打てる!」ということでしょうか。

例えば通常であれば、会社の必要書類を作成した際、ミスがないように気をつける方法としては「Wチェック(完成した書類を再度見直すこと)」のみとなります。

発達障害ではない人であれば、自分が作成した書類を見直すだけで間違いに気づく事ができ、訂正不要な完璧な書類を作成する事ができます。

しかしどれだけ一生懸命に再確認しても、三度も四度も見直して「完璧だ!」と思って書類を提出しても、それでもミスがあったりするのが発達障害だと思います。

もちろんこれは、ADHD(多動性不注意欠陥障害)の特性であって、ASD(アスペルガー症候群や自閉症)の方であれば、普通にミスなくこなせる事もあるでしょう。

ただADHDであれば、その作業を繰り返すうちに、どうしてもミスを治せないのが、私の発達障害の特性の一つでした。

これは私が長年悩み続けていた事ですが、発達障害と気づいてからは「自分がミスしてしまう可能性を踏まえた上での対策」が打てるようになりました。

この場合であれば求められている結果は【ミスのない書類の提出】です。

私は自分がミスしやすい特性があると知っているので教えられた書類の制作方法を無視し、エクセルなどやワードを勉強して様々なフォーマットを作り、ミスしづらい書類作成方法に変更しました。

そんな風に

「ミスしないようWチェックする」→「書類自体の入力箇所を減らしミスしづらい書類が作成できるように勉強する」

と、方向転換する事ができました。

他にも言い出せばキリがないですが、困っている事への対処法が通常の人と同じではうまくいきません。

その為、自分が何かをやらかしてしまう可能性を踏まえた上で行動する方が、結果的にミスのない書類の提出に繋がったのです。

もちろん人とは違う道を行くことで、不便や勉強しなければならない事もたくさんありました。

しかし、そうすることとで、自分がやらかしてしまう様々な問題を回避する事もできるようになりました。

同じ生きづらさを抱える仲間と出会える

発達障害かも…という可能性を受け入れる事で、私は自助会や発達障害カフェバーに行けるようになりました。

今までの人生の中で

どうしてこんな事も出来ないんだ!

ちゃんと確認してる? 改善する気ないの?

遅刻しないのは社会人として基本だ! ありえない!

と、発達障害の自分の特性について否定され続けてきた私が、そこに行けば

そんなこともあるよね! 大変だったね…

自分も同じような経験あるよ。自分の場合は…

と、共感してもらえたり、自分が今まで辛かったエピソードが他人の口から聞くことができます。

これは実際に行ってみないと実感できない事だとは思いますが、「今までどれほど頑張ってきても認められなかった事が認めてもらえる場所がある」ということは、思った以上に励みになります。

もしお近くに発達障害の集まるカフェバーや、自助会などがあるなら参加されてみてはどうでしょうか。

一度で実感できなくても、通い続けることで本当に救われる瞬間があると思います。

薬を処方してもらえる

病院で発達障害と診断されれば、薬を処方してもらえるようになります。

2020年1月現在、ストラテラとコンサータという薬があります。

コンサータは中毒性があり、休薬日(薬を飲まない日)が必要となりますが、ハっ!と明らかに違いがわかるほど、頭がすっきりするのだそうです。

私はストラテラの方を飲んでいますが、初めから「効果は長期的に飲まないと実感しづらいよ?」と言われ、実際に薬を飲んでいても効果があるのかわかりませんでした。

ただ3か月ほど飲み続けたある日、薬を飲み忘れた日があったんです。

その時、久しぶりに頭の中に次々とやりたいことが溢れました。

これを脳の多動というらしいんですが、頭の中に次々と「やりたい事」や「やらなければならない事」が浮かび続け、作業に集中できなくなるのです。

それが起こってやっと「そういえばこの感覚最近なかったな…」と思い出し、そこでやっと「あっ、薬を飲み忘れたからだ」と気付いたんです。

つまりストラテラを飲み続けているうちに、いつの間にか脳の多動は抑えられていたみたいなんですよね。

初めは正直薬なんて…と疑心暗鬼しかなく、医者にも発達障害にも薬にも、不信感たっぷりの私でしたが、その時にやっといろいろな事が信じれるようになりました。

障害者手帳を取得できる

これはお医者さんに発達障害と診断されてから日数が必要ですが、精神障害者手帳を取得できるようになります。

これは取得してしまうと、世間ともに「障害者認定」されてしまうので、保険に入りづらくなるというデメリットもありますが、様々な特典もあります。

簡単に言ってしまえば、失業手当のもらえる日数が増えたり。

あとは、住んでいる場所によって違いますが、電車が半額になったり、公共施設が無料で利用できるようになったりします。

さらには、障害者年金(障害者である事が認められ、国から月々お金がもらえる)を受給されてらっしゃる方もいて、生きづらさが軽減されたとおっしゃっていました。

障害者手帳については賛否両論なところがありますが、取得できるという点で、メリットとしてカウントいたしました。

発達障害を受け入れた事に関するデメリット

私自身は正直ないと思っています。

もちろん障害者手帳を取得した場合には、保険に入りづらくなるなどのデメリットはありますが、ただ発達障害を自分が受け入れることに対するデメリットはありません。

しかし考えられるとするならば二つあります。

発達障害を理由に努力しなくなるんじゃないか?

私も発達障害と診断されてから、ひどく悩んだのを覚えています。

発達障害を受け入れてしまえば、その上にあぐらをかき、

遅刻しちゃった。でもしょうがないよね。発達障害なんだから…

また怒られた。発達障害なのに、どうして甘くみてくれないんだろう?

と、発達障害を理由にして、自分が努力することを怠るんじゃないか?

上を目指す事を諦め、頑張れなくなるんじゃないか?

と悩んだ事がありました。

ただメリットの部分で説明したように「発達障害を受け入れた上での対策」が打てるようになりますし。

私と同じように、未来のことで悩んでいる方なら、努力を怠るということはきっとしないでしょう。

もちろん 自分が発達障害を受け入れても、そして周囲がそれを認めても、何もかもが許されるわけではありません。

しかし発達障害を受け入れたからこその対策や改善できる方法もたくさんあります。

そして発達障害を受け入れた先でもまた、苦しい事も辛いこともたくさんあるでしょう。

ただあなた自身が行うことは、あなた自身が決める事ができます。

自分が怠けてしまう可能性を考えるあなたなら、その心配は無要なので安心してください。

自分の中で「障害者であること」に強い拒絶反応がある

「自分が発達障害である」という事に、酷い屈辱を感じてはいませんか?

「障害者」というレッテルを貼られてしまう!

自分は社会のお荷物だと思われてしまう…

という、そんな心の声が聞こえてきますか?

もしあなたにこの声が聞こえるならば、あなた自身が障害者を差別しているからです。

だから、「発達障害である」という事実に強い拒絶反応を起こし、絶対に認めたくないと感じるのです。

もし、あなたが発達障害である事に屈辱を感じるなら、それはとてもつらいことでしょう。

だって自分が差別していて「格下」だと思っていた障害者と同列にされるなんて、恐ろしい侮辱ですもんね。

そう感じるから、あなたは強い拒絶を起こしているのです。

しかし、その心の闇は、あなた自身の中にあります。

世間一般がそう言っていると感じている人もいるかもしれません。実際にその通りで差別している人もいることでしょう。

そして、あなた自身もそうして差別していた中の一人だったというだけです。

ただそうやって目を背けていても生き辛さは決して変わりません。

その差別している自分の感情を認め改めてください。

そうしてその葛藤を乗り越えた先に、きっと解決の道は見えてくるのです。

まとめ

私は「発達障害で良かった!」「また発達障害で生まれたい!」と思うほど悟れてはいません。

もし本当に来世というものがあるのなら、次は普通に生まれたいと思っています。

ただ私が今生きているのは「現在」でしかありません。

どれだけ目を背けていても生き辛さが変わらないなら、それを少しでも楽にするための方法を学んだ方が、暗闇から抜け出す近道になります。

もしあなたや、あるいはあなたの近しい人が「発達障害かも?」と悩んでいるなら、自助会へ言ってみて当事者から話を聞いてもいいでしょうし、専門を取り扱っているお医者さんに相談してみてもいいでしょう。

ただ否定をして目を背けるより、問題に向き合い前を向いた方がきっと後悔のない人生を送る事ができるでしょう。


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